これは私の日記帳であり、箱庭であり――そして、帰る場所である。

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第九話『潮風は錆びていた』

  
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 今回の話は、一度メイプルワールドから離れようと思う。


 ――夏。
 多くがその暑さに苦しみ、蝉達の歌に苛立ちを募らせる――インドア派な者達にとっては、中々に耐え難い季節。
 身体を伝う汗は肌にへばりつき、衣服には重みすら感じる不快感を与える。

 地獄のような猛暑の中でも、人々はいつものように街を往き。
 明日は我が身と思う事もなく、熱気にやられて死んでいく。

 毎年恒例、当たり前のような風景。
 倒れる奴が悪いと言わんばかりに、社会の歯車は廻り続ける。

 ああ。冬が待ち遠しい……。



 ――さて。
 そんな中、冷房の効いた部屋で快適な生活を送る者が一人。

 そう。中の人Ωである。
 その視線の先に広がるのは、果ての見えない群青だった。

 夏といえば真っ先に連想するのは海だろう。真っ赤な太陽に白い砂浜。それに添えるのは色とりどりの青春で――
 多くは、きっとそんな光景を脳裏に描いて、かつての瞬間、あるいは空想に思いを馳せているに違いない。

 しかしそこに広がる大海は、悲しきかな、そんな甘酸っぱい世界ではない。

 空に舞うのは鉄塊で。
 直撃を受けた者は炎と黒煙を撒き散らしながら、空を黒に染めていく。


 もう一度言おう。そこは果てしない海の上。
 ――その世界では、終わりの見えない戦争が、今もなお続いている。






 惑星World of Warships――
 それが、洋上の戦争の舞台だ。
 プレイヤーは四つの艦種から自らに合ったものを選び、戦いに挑む。


 一つ――駆逐艦。

 高い機動性と隠蔽性を駆使し、見えぬところから魚雷を放ち敵艦を轟沈させる。
 小型であるがゆえ敵の攻撃を避けやすく、危機に陥っても煙幕を撒いて姿を隠す事ができる。

 言うなれば、海の暗殺者である。


 一つ――戦艦。

 圧倒的射程と、生半可な砲撃ではびくともしない装甲を以って敵を蹴散らす、大型艦。
 ひとたび斉射を受ければただでは済まされない強大な力は、覇王と呼ぶに相応しい。


 一つ――巡洋艦。

 端的に言えば、駆逐艦と戦艦の中間に位置する艦艇。
 かと言って器用貧乏かというとそうではなく、状況に応じて臨機応変に戦う事ができる。
 巡洋艦の真価を引き出した者こそが、この世界を制すると言っても過言ではない。

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  戦闘が開始され、海域を進むとやがて敵艦が現れる。赤い旗は敵の防衛陣地であり、占領をすれば勝利だ。

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  遠方に敵艦を捕捉した。主砲の射程圏内に入るまでは慎重に行動しなければならない。

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  敵に狙いを定め、撃つべし! 敵も動くので着弾までの偏差に気をつけなければならない。(ちなみにこの後返り討ちにあった)


 そして、最後の一つが航空母艦。

 略して空母。他の艦艇と異なり、空から海域全体を見下ろしながら、航空機を操作する。まるで別ゲーである。
 全体を常に見渡し、的確な状況判断を求められる難易度の高い艦種だ。
 なお艦自体に敵艦艇と交戦する能力は無いに等しいので、死なない立ち回りも要求される。
 先に空母を失った艦隊が、高確率で負けると言われるほどに重要な役回りである。



 これらに加え、その艦艇の国籍によっても特徴が大きく異なる為、非常に幅広い戦略性を要求される。


 ちなみに中の人Ωは日本空母を好んで使っている。
 理由は他者を空から見下しながら、一方的な攻撃が可能だからだ。
 攻撃の周期は長いものの、その一撃はうまくいけば敵艦を容易く瀕死に追い込む程である。

 しかしまぁ、戦場が高Tier(Tierとはランクのようなものだ)になるにつれ敵艦艇の対空能力も向上し、仕事を奪われていくわけだが……。



 空母の主な仕事は以下の三つだ。

・敵艦艇を上空から捕捉、見失わないようスポットし続ける。

 特に隠密行動を得意とする駆逐艦は捕捉さえしてしまえば無力に等しい。
 本来前線に出るべき場面で出られなくなり、敵艦隊の戦線は崩壊の一途を辿ることになるだろう。


・味方艦を敵空母の攻撃から護衛する。

 先述した通り、空母の雷撃は威力も精度も抜群であり、一度食らったらひとたまりも無い。
 戦闘機で交戦させる事で、味方艦を護衛する事ができる。
 ただ、高Tierになると戦艦は対空能力の高い巡洋艦と共に行動する事が多くなり、意外とサボっても何とかなったりする。


・敵艦艇の殲滅

 狙うのは孤立した戦艦、あるいは巡洋艦だろう。
 高Tierになると攻撃対象の防空能力が非常に高くなる為、発見した駆逐艦に攻撃をする事が多くなる。
 しかし駆逐艦は羽虫のようにちょこまかと動き回るがゆえ、攻撃を当てにくい……。

 これら三つの仕事を同時にこなさなければならず、常に気を抜けない艦種だ。

 はじめはリアルの友人の付き合い関係でたまに適当にやろうかという気概でいたものの、
 アニメ『ハイスクール・フリート』のおかげで撃て撃て魂に火が付いてしまい……。
 いまや日本空母のTierは9。最高ランクの一歩手前だ。

072402.jpg


 ちなみに元々中の人Ωに軍事系の知識は全くない。
 戦艦とかただの戦える船という認識でしかなかったし、むしろ今でもそんな感じだ。

 吹奏楽関係で『第五福竜丸』は知ってるぜ! ……って思ってよく調べたら、これマグロ漁船だし。恥ずかしいわ。


 
 今はこの戦いを、メイプルワールドでの生活と並行してやっている。
 もしかしたら、また船関係の記事を書くかもしれないが、遠い先の話だろう。そんなに書く事が思い浮かばない。





Ω < つい最近、ノートPCの『A』のキーがぶっ壊れまして。

Ω < メイプルのチャットは不自由だわ、船のゲームでは左に転舵出来ないわで、非常に不便です。

Ω < 極力言葉が通じるように工夫はしているつもり。↓読めるかな?

Ω < コイキングめttyレぢょ(先日のメイプル内の会話より)



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[ 2016/07/24 19:35 ] World of Warships | TB(-) | CM(0)

第八話『俺のパソコンもたまに勝手にリブートする』

   
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 1.異なる世界は混じり合う

 メイプルストーリーには、複数の『並行世界』が存在する。
 例えばそれは『かえで』ワールドと呼ばれるものであったり、あるいは『さくら』ワールドと呼ばれていたりするものだ。
 それらは【メイプルワールド】とキネシスの生まれた【パラレルワールド】のように、互いの因果律が影響を及ぼし合う事も無く、同じ時間、同じ場所だというのに、異なる運命を辿っている。
 不思議な事に、文化にも僅かなずれがあり、その違いを探すのも楽しみ方の一つかもしれない。


 ――さて、時は4月20日。美しく咲き乱れる桜がやがて儚く散り始めた頃。
 それまで五つ存在していた並行世界が三つに統合され、融け合った。

 『ゆかり』ワールドと『あずさ』ワールドの二つが合わさり、新たな『ゆかり』ワールドに。
 そして『かえで』ワールドと『さくら』ワールドが合わさり、新たな『かえで』ワールドに。

 メイプルワールドでも、桜の花は散っていった。
 褪せた世界に彩りを与えるべく、最後の役割を背負って散った。


 心機一転というべきか、世界中が新たに生まれた『交点』に盛り上がりを見せる。
 あるいは武陵の道場や北の海の果てにある【海底の塔】シードなどといった要所の戦況は、激化していった。


 その頃、多くのモンスターがドロップしたのが、この『思い出の欠片』というアイテムである。

 071001.png
 電流を帯びた角砂糖のようなこのアイテム。きっと溢れんばかりの思い出のエネルギーが詰まっているのだろう。

 それを200個集める事で、かえでワールドか旧さくらワールドの象徴を模った椅子と交換してもらう事が出来た。

 071002.png
 (今回のイベントも達成が期限ギリギリだったのは内緒である)

 
 もちろんルナはかえでワールドの住人なので、かえでの椅子と交換してもらった。
 かつて分散した世界が存在した事を、忘れないよう願いを込めて。

 世界は収束しつつある。誰もがそう思っていたこの時、他とは異質なる新たな世界が生まれようとしている事に、気づける者は一人として居なかっただろう。



 2.そしてまた芽生える世界


 ……。
 …………。

 ――ここは、どこだ……。
 ――微かな揺れを感じる。まるで空を飛んでいるかのような。

「ファントム様、あと五分程で【エレヴ】上空へと到着いたします」
「……わかった。うーん、ちょっと緊張するな」

 ――ファントムって誰だ? 目の前に居る執事のような恰好をした男は?
 ――……なぜ自分は、勝手に喋っている?

 朧げな意識は頭が張り裂けそうな不快感を伴う混乱と共に閉じていく。
 彼がメイプルワールドの英雄『ファントム』として転生し、この世界に降り立った事に気付くのは、シグナス率いる騎士団をヒルラからの侵攻から救った後の事である。




 誰もが新たに生まれた未知を求め、活気に満ちた眼差しで旅をする。
 ここはルナ達が生きる『かえで』ワールドとは似て非なる場所。並行世界が統合し少し経った後に誕生した、産声を上げたばかりの世界である。

「誰かー、魂の書を買い取りませんかー」
「……どうやって買い取るんだよ」
「あ……そういえばそうだったwww」


 街中からそんな会話が聞こえてくる。
 決して人々が貧困に苛まれている訳ではない。むしろ狩りで得られる収入はルナ達の生きる世界とは比にならぬ程多いだろう。
 
 それが、この世界が異質と呼ばれる所以の一つ。
 
 ――この世界では冒険者同士での金銭、あるいは物の取引の一切を、禁じられている。

 己の力で金を稼ぎ、己の力で装備を強くしていく。
 かといって、決して一人の力で世界を制する事など不可能な、理不尽極まりなく、最高に刺激の強い世界。
 
 人々はその世界を、『リブート』と呼ぶ――。





 ファントムとして生まれた彼が憶えていたのは、『ハートキラー』という自身の名。
 そしてかつて自分は英雄と呼ばれる大層な存在ではなく、悪人であったという事だけだ。

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 手の甲には、旅の途中で突如あらわれた稲妻の形をした蒼い傷痕。
 痛みこそないものの、あまりに気味が悪いので手から発する光の波導で普段はそれを隠している。


 はじめは新たな世界にうろたえていたものの、親切な人間が多くすぐに馴染む事が出来た。

 071004.png
 強大な敵が現れる事もあったが、数の前に敵うものなど居ない。

 ――自分は何の為にこの世界に生まれてきたんだろう。
 理由を探す長い旅路が、この日から始まったのだった。


 続く!

 
 


Ω < あ、そうそう。

Ω < これから毎週土曜日か日曜日にブログを更新するつもりなので見てください! 目指すは有言実行……。

Ω < どうでもいいけど、Aキーが壊れてて文章入力するのめっちゃ苦労した。

Ω < おかしいところあったら指摘してください。

続く!
[ 2016/07/10 15:38 ] メイプルストーリー アップデート | TB(-) | CM(2)
プロフィール

オノユリス!

Author:オノユリス!
1993年10月11日生まれ。
性別は男です。

趣味のゲームや小説について書いていきます!



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